2016年11月

昨日は父の故郷・九州佐賀の「上林茶店」で落語会。

この日をずっと楽しみにしてきた。

若手の自分が父の故郷で落語をやるといっても、どれだけの方に集まっていただけるのか不安だったけれど、皆さんのご尽力のおかげで、あたたかいお客様の前でとても楽しく演らせてもらった。

お客様の中には、生前、祖父母とご縁のあった方も随分といらして、とても有難い。

小学生のころ、毎年佐賀にきて過ごしていた日々が思い出される。

「あの先生のお孫さんはこんな残念なことになったのか」と思われないよう、精一杯演る。

終演後、叔父さんはじめお世話になった皆さんから嬉しい言葉をいただく。

「鯉丸さんの落語、よかよ」

生前、祖父母が話していた佐賀の言葉がとても懐かしい。

今回の落語会では、思わぬ再会や人のつながりを知ることになった。自分の落語会が媒介になって人がつながっていくのは、本当に、本望です。佐賀とのご縁が、もっともっと深まりますように。

さてさて、今日は佐賀の福富で一席やったあと、夜は福岡で落語会です。

11月3日(木・祝)

第4回「能見台のんのん亭」。何度も来てくださるお客様に感謝。広げていく努力。

今月は13日(日)にも、金沢文庫の「ばおばぶ」さんで落語会がある。金沢区にもご縁が広がってきて、有難いです。

11月2日(水)

ここ数日、寒気がする。いま風邪をひいたら本当に大変なことになるので、パブロンを飲んだり、温かくしたりして、とにかく風邪をひく恐怖と戦っている。今月はとにかく、健康に過ごしたい。

家族ができて、「自分だけの体じゃない」を実感する日々です。「無理する」と「無理しない」の間を行ったり来たり。ひりひり。

11月1日(火)

数少ない友人の一人が、今の会社を辞めて新しい仕事を始めると聞いてから数週間。その後どうなったかなと思ってメッセージを送ってみたところ、「今日から新しい仕事場です」という返信が来たので、さっそく顔出してみた。ちょうど、公演のチラシを各所にお預けしにいこうと思っていたところなので。

彼の新しい職場は、秋葉原駅と御徒町駅の間のJR線のガード下の施設の一角、「アイアンカフェ」というカフェ。このガード下は、なんだっけな、「AKI-OKA ARTISAN 2k540」っていう、東京駅から数えて2.54kmの場所にあるというのが名前の由来で、いろんなものづくりのお店が軒を連ねているスペースで、このアイアンカフェは精密機器メーカーのアンテナショップなのだそう。

おずおず店内に入ってみると、彼がさっそく仕事をしていて、バタバタしているだろう初日に来て、申し訳なかったなと思う。応対してくれて、お店の仲間も紹介してくれた。

店内のすべてが金属。カウンターも、テーブルも、椅子も、お皿も、コーヒーカップも。そして、とにかくちっこいミニチュア工具などがいっぱいあって、ヘンな空間です。とんがってます。

これから、彼がどんな仕事をするのか。まだ開店して数ヶ月のお店なので、これからもっともっと、面白いことが始まっていく気配。

駅だと、銀座線の末広町駅が一番近いです。

また今度、ゆっくり来よう。

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