昨日は父の故郷・九州佐賀の「上林茶店」で落語会。
この日をずっと楽しみにしてきた。
若手の自分が父の故郷で落語をやるといっても、どれだけの方に集まっていただけるのか不安だったけれど、皆さんのご尽力のおかげで、あたたかいお客様の前でとても楽しく演らせてもらった。
お客様の中には、生前、祖父母とご縁のあった方も随分といらして、とても有難い。
小学生のころ、毎年佐賀にきて過ごしていた日々が思い出される。
「あの先生のお孫さんはこんな残念なことになったのか」と思われないよう、精一杯演る。
終演後、叔父さんはじめお世話になった皆さんから嬉しい言葉をいただく。
「鯉丸さんの落語、よかよ」
生前、祖父母が話していた佐賀の言葉がとても懐かしい。
今回の落語会では、思わぬ再会や人のつながりを知ることになった。自分の落語会が媒介になって人がつながっていくのは、本当に、本望です。佐賀とのご縁が、もっともっと深まりますように。
さてさて、今日は佐賀の福富で一席やったあと、夜は福岡で落語会です。