6月22日

八丁堀へ。

駅から歩いて2分ほど、早稲田大学のエクステンションセンターの講義に呼んでいただく。エクステンションセンターとは、社会に出てから再び勉強をしたい人に向けて早稲田大学が開いている講座のことで、自分が同門ということもあって声を掛けてくださった。平日の昼間、たくさんの教室に中高年の方がぎっしり座って、おのおの講義を聴いていることに驚く。落語の講義があるくらいだから、バラエティに富んだラインナップなのだろう。世の中で勉強したい人って、たくさんいるのだな。

「かぼちゃや」「片棒」の二席を演ったあと、質疑応答の時間。師匠・瀧川鯉昇のことをたくさん聞かれた。中でも、うちの師匠が語る噺は、頭の中だけで考えたものでなく、既存のネタをなぞったものでもなく、自身の体験から出てきたであろうということが分かってとても好きだ、という旨を伝えてくださった方がいた。僕が師匠の落語が好きなわけの一つをスパッと言い当ててくださって、とてもポカポカしました。

今回の講義を受講している方は、落語に詳しい、いわゆる落語ファンと、落語にほぼ初めて接するビギナーがほぼ半々で、内容のバランスが偏らないように密かに心砕く。もっともっと、落語人口が増えてほしい。

帰り道、今回の企画で声を掛けてくださった先輩に蕎麦屋で花巻そばをご馳走になる。

ありがとうございます。

6月15日

宮崎から熊本へ

6月5日

日吉、能見台、鎌倉。5月、いくつか新しい会が始まった。6月も藤沢で会が始まる予定。いずれも故郷・神奈川の会で、お世話になっているものもあれば、ゼロの段階から自分でやっているものもある。

いろんな場所で、いろんなお客さんの前で落語を演る。演れば演るほど自分の芸の足らなさを知る、知るというか突きつけられる。

しかし、「面白かったです」「この次も来ます」と言っていただけること何より励みになるし、そういったお客様にもっと喜んでもらえるような高座をやらないと。本当に当たり前のことしか言っていないけれど、そういう浮いたり沈んだりを繰り返す日々。

お客様から「もっと都内でも会をやってください」という声もいただいた。

都内では、渋谷で開いている定例の勉強会をやっていて、それはもう、続けるしかないという会。

これとは別に、新しい試みも始めます。最近ようやく自分のリズムを取り戻してきた感じがする。磨くぞー。